責任を取るってどんなイメージですか?

こんにちは。心理セラピストのヤコーヒロコです。
東京・横浜でリリーブサイコセラピー®という心理セラピーで、心のお悩み解決・自分の人生を生きるお手伝いをしています。

早いもので、もう気付けば8月ですね。
7月の猛暑で夏バテを経験された方も今年は多いようです。
引き続き、体調には気を付けていきたいですね。

以前の記事で子供でいたい、大人になんてなりたくない」という心理についてお話ししました。
前回の記事はこちら

前回、大人になることに抵抗がある人は、自分を殺して親の望み通りに生きているため、「自分がどうしたいか」を「自分で決める」ということを非常に難しく感じる、とお話ししました。

そして、自分で決めることが難い、してはいけない、と思っている方は、「責任を取る」ということに強い抵抗を感じている傾向があるんですね。

さて、あなたは「責任を持つ」「責任を取る」という言葉にどんなイメージを持ちますか?

わたしにとって「責任を取る」とは、切腹でした。

わたしのように、「責任」という言葉に命がかかるような怖さを抱いている人は多いのではないでしょうか?
「責任」という言葉にそんなイメージを持っている日本人は多いと言われています。

これは、第二次世界大戦の終戦後の戦犯への判決・処刑=戦争責任を取らされる人の姿 のイメージがあまりにも強烈だったため、「大きな責任を取らなければならないと、死ななければならない」と日本人が思うようになったとも言われていますね。

このイメージが刻みつけられてしまうと、どうしても「責任を取らされそうな事柄」から逃げ腰になります。
死ななければいけない、と思ったら、誰でも怖いですよね。

そこまで極端でなくても、バブル崩壊に伴う企業の倒産や、昨今の企業の不祥事などで会社の経営陣が泣きながらお詫びをしたり、責め立てられる姿なども「責任」を取ると酷い目に遭う、というイメージを強化していますよね。

そして、その一連の「責任の取り方」を目撃した親(や教師など、子供に影響を与える人々)から、言葉や空気、態度でこのようなメッセージが送られたとしたら、どうでしょう。

・失敗しそうになっても、助けないよ
・失敗したら、関わらないよ、知らないよ
・できなかったら、見捨てるよ
・こっちにまで責任が飛んでくるのはごめんだからね

子供が親からこういったメッセージを受け取ると、

「自分は守ってもらえない存在なんだ」

と感じるようになります。

守ってもらえない=命を守ってもらえない ということです。

この感覚があると、いつもなんとなく不安感があったり、何をするにも消極的になります。

また、自分の人生といった大きな決断をしなければならないことを建設的に考えることができず、また、過度な責任を負わされると、逃げ出したくなったりもします。

「何かがあったら、命を守ってもらえない」と思ったら、独創的な思いつきや、突飛な行動はとてもしにくいですよね。
だってしくじったら、首が飛ぶか切腹しなければならないと思っているわけですから。

でも、前回の記事でご紹介した、「大人になること」の定義

「親元を離れて自立すること。自分の責任で自分がどう生きるか、どこに進むかを決めること。」

これをよく読んでみてください。

これってとても自由な響きがありませんか?
自分次第で生き方も行き先も決めていい、ということなんです。

本来、「責任」とは、自分が責任の取れる範囲であれば「自由に決めていい」ということなんですね。

どうでしょう。
ちょっと「責任」という言葉のイメージが変わってきませんか?

「私にはできない」「責任を取るなんてムリ」という、悲壮な気持ちではなく、生き生きと自分の人生を考えて切り拓いていっていいんです。

でも、そこに抵抗を感じたり、怖さや、罪悪感を覚えるようなら、心理セラピーがお役に立てるかもしれません。
ぜひ会いに来てくださいね!

<心理セラピー・カウンセリングの予定をご案内しています>

 対面セッション(25,000円→毎月先着2名様 12,000円)
 対面カウンセリング(5,000円→毎月先着2名様 3,000円)
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