こんにちは。心理セラピストのヤコーヒロコです。
東京・横浜でリリーブサイコセラピー®という心理セラピーで、心のお悩み解決・自分の人生を生きるお手伝いをしています。
西日本の豪雨災害では多くの方が被害に遭われ、今も被災されていますね。
心からお見舞い申し上げます。
一日も早く通常の生活に戻られるよう、お祈りしております。
さて、本日は仮面を被っている人のお話です。
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会社員のRさんは転職したばかり。
早く新しい会社に馴染みたい、同僚の人たちとうまくやっていきたいな、と一生懸命明るく振る舞うようにしています。
部署の人たちと協力してやる仕事には率先して関わり、うまくコミュニケーションを取るために、相手に話を合わせ、よく笑い、楽しい話題を提供するように頑張っています。
そんなRさんのことを、ほとんどの人たちは「明るい人」「楽しい人」「元気な人」と評しているのですが、一人だけ、Rさんの話への反応が薄く、思ったように笑わない人がいるのが気になって仕方がありません。
そして、その人からこう言われたことで、物凄い怒りを覚えました。
「そんなに気を遣わなくていいよ」
私がこんなに気を遣って頑張っているのに・・・気を遣っているとバレないように頑張っているのに、こんなことを言ってくるなんて、
許せない!!
さて、Rさんの中で何が起こっているのでしょうか?
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人は誰しも、他人と接するときに見せる、何らかの表面的な人格を身に着けるものです。
(これを心理学用で「ペルソナ」と言います)
時と場所、誰と接するかによって、多少なりともよそ行きの顔を見せたり、打ち解けた顔を見せたりしますよね。
でも、それがあまりにも本当の自分とかけ離れていたら・・・?
実は、Rさんは前職で人間関係がうまくいかず、働き続けることが辛くなり、退職していました。
前職でなにが起こったかというと、Rさんは職場の人と打ち解けるために、明るく楽しいキャラを演じていたのですが、実はRさんの本来の性格は、明るく楽しくフレンドリーではなく、
とても繊細で傷つきやすい性格だったのです。
でも、職場の人たちはRさんの本来の性格を知りません。
当たり前ですよね。Rさん自身が見せないようにしているのですから。
職場の人たちは、RさんをRさんが見せているような明るく楽しい人だと思って接するので、
「このくらい気にしないだろう」
という、いじりともからかいともつかない遣り取りが増え、繊細なRさんの心は人知れず傷ついていきました。
そして、「道化役の自分」と「本来の自分」のギャップに耐えきれず、職場を離れることにしたのです。
その後転職したRさんですが、転職先でも実は前の職場と同じことをしていました。
その人が発信する「私はこんな人です」という信号を人は無意識でキャッチする生き物です。
今は馬鹿にされたりはしてなくても、Rさんが以前の職場と同じような扱いを受けるのは時間の問題だったかもしれません。
Rさんが本来の自分を見せず「元気キャラ」「明るいキャラ」の仮面を着けるのには理由がありました。
次回は、なぜRさんが本来の自分と違う振る舞いを続けなければいけなかったのか、お話ししようと思います。
あなたも、人前で振る舞う自分と本当の自分のギャップで苦しくなったりしていませんか?
もし、しんどいな・・・と思ったら、心理セラピーがお力になれるかもしれません。
ぜひ会いに来てくださいね!
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