殴られてないから、虐待されていない?

こんにちは。心理セラピストのヤコーヒロコです。
リトリーブサイコセラピー®という心理セラピーで、心のお悩み解決・自分の人生を歩むお手伝いをしています。

先日、私のツイッター(https://twitter.com/yakohiroko)でこのツイートをしたところ、大きな反響をいただきました。

さて、あなたはこのツイートを読んでどう感じましたか?

一般的に「虐待」と聞くと、昨年、子供が犠牲になった痛ましい事件に象徴されるような、親から子に対して殴る蹴るから始まり、暴力の限りを尽くすようなものを想像する方も多いかもしれません。

これは「身体的虐待」と呼ばれています。

先ほどの私のツイートにあるような親から子への暴言などは「心理的虐待」と呼ばれています。
暴言だけにとどまらず、無視や兄弟間差別など、様々なものがあります。

この「心理的虐待」は身体に跡が残らないため、他者からはわかりにくいのですが、子供の脳には深刻な影響を与えると言われています。

脳科学者の友田明美氏によると、心理的虐待のうち暴言などの不適切な言葉を親から浴びせられた子供の影響として、

・(両親間の)身体的DVを目撃した場合よりも、言葉による暴力を見聞きした時の方が脳へのダメージが大きかった

・言葉によるマルトリートメント(不適切な養育)を受けた人は、脳の聴覚野に影響を受ける

※『子どもの脳を傷つける親たち』友田明美 / NHK出版 / 2017年より。()内はヤコー加筆

といったことを挙げています。

そうなんです。
「たかが暴言、罵声」で済まないんです。

さて、先ほどのツイートの中に例として挙げた

「お前なんか生むんじゃなかった」
「いらない」

といった言葉は、子どもの存在そのものを否定する言葉です。

また、

「かわいくない」
「バカだ」

といった言葉は、子供の自尊心を損ない、傷付ける言葉です。

そして、「可愛くない私は」「バカなぼくは」

「生きる価値が無い」

と子供は解釈するのです。

このように、親から存在を否定されるということは、子供にとってこれ以上ないくらい怖いことです。
子どもは親の庇護がないと生きることができません。

だからこそ、親から自分の存在を否定される、ということは本能的に怖いのです。

そして、こういった言葉を何度も何度も浴びせかけられると、「自分は存在してはいけないのかもしれない」という恐怖がトラウマとなって脳や体に刻み込まれるのです。

また、この経験は強い自己否定となって自分自身を追い込んでいくことにもなります。

では、一度刻まれたトラウマは一生負い続けなければいけないのか?

と暗澹たる気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが

そんなことはありません!!

幼少期に受けた傷を適切に癒し、「ありのままの自分でいいんだ」というスタンスで生きられるようになった時、人は縛られていたトラウマから解放され、

「やっぱり私なんていない方がいいんだ」

と思うことが減っていき、気が付いた時にはそんな口癖・思い癖を繰り返すことがなくなっていくんです。

まずは、心理セラピーや心理カウンセリングで、あなたの心の中で何が起こっているのか整理し、解決に向かうことから始めませんか?

 

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