こんにちは。
心理セラピストのヤコーヒロコです。
リトリーブサイコセラピー®という心理セラピーで東京・横浜で心のお悩み解決、自分の人生を歩くお手伝いをしています。
日本列島に最強寒波と呼ばれる寒波が猛威を振るっていますね。
私の住む神奈川では、先週降った雪が今も凍って残っている場所がたくさんあります。
しばらくは、足元に気を付けて歩く必要がありますね。
さて、前回、自分を大切な存在だと思っていないために、いつも本命ではなく、二番手の彼女になってしまう女性のお話をしました。
本日は、二番手の女性のお話の第二弾です。
Sさんは30代後半の女性。
仕事をばりばりこなし、キャリアアップをしてきました。
Sさんも前回のブログのKさん同様、不倫を繰り返しています。
気が付くと相手が既婚者だったというKさんのケースと違うのは、Sさんは敢えて既婚者を選んでお付き合いをしている、ということです。
本人は「割り切った付き合い」をできるので、それでいい、と思っています。
仕事は順調で、エリートコースに乗っているので、結婚はしなくてもいい・・・むしろしたくない、と思っているのです。
ただ、時々漠然とした不安や寂しさを感じるようになってきた、ということでした。
さて、Sさんはどうして不倫を自ら進んで選んでいるのでしょうか?
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確かに不倫の恋というのは、「割り切って」付き合えば、刺激的で楽しいものとなります。
会える時間も限られているので、「いい顔」だけ見せることが可能なんですね。
そして、会っている時だけ恰好がつけられる。
都合がいいんです。
そういった関係を敢えて選ぶ人の中には、内心で
親密な関係になって、本当の自分を知られたくない。
誰かと常に一緒にいるのは息が詰まる
寂しい気持ちも少しは感じるが、束縛されるよりまし
という思いを持っている人も少なくありません。
このような思いを持つ背景には、親密な関係が心地よくなかったということ
つまり、 幼少期に体験した親密な関係=親との関係がしんどいものだったということ
が大いに関係しているんですね。
これはどういうことなのかというと、こういった背景考えられます。
・両親が不仲
・いい子でいないと見捨てられる感覚があった
・親が辛そうにしていたので、いつも助けていた
・親の愚痴をいつも聞かされていた
・親の寂しさの穴埋めをするため、いつも行動を監視されていた
このような親子関係の中で生まれ育つと、子供は自分の欲求を二の次三の次にして、親のお世話をし、親の望む「いい子」の状態でいなければ生きていくことができません。
そうでないと、親に見向きもされない、見捨てられてしまう、という恐怖を抱えて生きているからです。
これが大人になってから、親密な人間関係を築こうとすると、とっても邪魔をするようになるケースが多いのです。
なぜか既婚者や本命の相手がいる人とばかり付き合ってしまう人の中には、
「いい子」でない素の自分は見捨てられてしまう、と思ってしまうので、本音で人と付き合うことができず、
誰かと一緒にいる時は「いい子」の仮面をかぶって、相手に気を遣い、相手に合わせるので、とってもとっても疲れてしまいます。
そんな生活が四六時中続くなんて、息苦しい!耐えられない!
と、無意識で常に会うことのできない相手をパートナーに選ぶケースもあるのです。
本人は割り切って交際しているつもりなので、表面上は「平気!」と思っているのですが、時々、強烈な寂しさに襲われたり、
このまま、あと10年、20年、経ってしまったら、私どうなっているんだろう・・・
という漠然とした不安を抱えていたりするんですね。
もしあなたが「これって私のことだ・・・」と思うなら
まず、今まで蒸し続けきていた、親の望む「いい子」ではないあなたを、あなた自身が認めてあげることが大切です。
そして、
本当は悲しかった!
本当は寂しかった!
本当は優しくしてほしかった!
本当はどんな私でも大好きって言ってほしかった!
という幼い頃のあなたの欲求を「わがままだ」と封じ込めず、癒してあげる必要があるのです。
先程のお話に出てきたSさんは、心理セッションで幼少期の親との関係や、幼い頃に封じ込めた自分の感情と向き合うことで、「いい子」でない自分、ありのままの自分を大切にして表現していこう、と決意しました。
そして、自分が本当は欲していた「本音を言い合える、暖かい人間関係」と築く第一歩として、今までうわべだけの付き合いだった友人たちとの間に自分で張っていた、薄いバリアーを破り、少しずつ自分の本音を話したり、かっこ悪い部分を見せるすチャレンジをしています。
そうやって試行錯誤しているSさんの姿は、今までどこかよそよそしかった雰囲気が取れ、親しみやすくなったと周囲の人たちから言われるようになったそうです。
あなたも決意することで、自分の望む方向へ一歩を踏み出すことができるんです。
「わたしにはどうせ手に入らない」とあきらめる前に、自分と向き合ってみて下さい!
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