こんにちは。
心理セラピストのヤコーヒロコです。
リトリーブサイコセラピーという心理セラピーで心のお悩み解決・自分の人生を生きるお手伝いをしています。
関東では、長らく続いた梅雨もやっと開けそうな兆しが見えてきました。
太陽の光を浴びて、リフレッシュしたいところですね。
さて、カウンセリングや心理セラピーの現場では、職場の人間関係のお悩みのご相談ってとっても多いんですね。
会社は様々な世代や経験や価値観を持った人たちが集まる場ですので、時に分かり合えなかったり、苦しい思いに悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。
本日は、そんな職場の人間関係に悩んでいるお話しをしようと思います。
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会社員のA子さん(三十代・女性)は最近、職場の人間関係に悩まされています。
A子さんの職場に新しく異動してきたB子さんが、自分と仲の良い
C美さんは明るく、ざっくばらんな性格なのですが、
そんなB子さんの様子を見ていると、A子さんは居ても立っても居
B子さんは表立って怒ったりはしないのですが、
その空気が耐えられず、A子さんは仕事中に自分の持ちネタの面白
私は一生懸命、場の空気を和ませようとしているのに、
A子さんの胸の内は理不尽な気持ちでいっぱいです。
さて、A子さんの心の中で何が起こっているのでしょうか?
■なぜ場の空気がそんなにも気になるのか
実はA子さんが職場などの自分のいる環境の空気を気にするのは、
今の職場の前の職場でも、学生時代でも、
A子さんが特に苦手なのはこんな時です。
・人が対立していたり、仲が悪い様子を見なければいけない時
・人が大勢いるのに静まり返っている時
・機嫌が悪い人が周囲にいる時
こんな時、A子さんはその場の空気がピリピリしていると感じ「
一方で、人が集まる場所にいると、
特に、人が対立している場をなんとか取り持とうとした後などは、
A子さんのように、いつも明るく振舞っているけれども、
■場の空気に敏感な人の特徴
A子さんのような、
・息が詰まるような雰囲気、重い空気、などの雰囲気を「怖い」
・人がいるのに静かな空間にいると、強い不安を感じる
・仲が悪い人たちを見ると恐怖を感じる
本人は「怖い」「不安だ」とはっきり意識していなくても、
この「恐怖」や「不安」をはっきり感じてしまったら、
和ませ方は人それぞれですが、
・自分が見聞きした笑い話をする
・失敗して見せたり、自分を落とすことで相手を笑わせる
・幼く振る舞うことで、相手を和ませる
といった傾向がみられます。
■和ませ役を引き受けた背景
さて、
実は和ませ役をしている方の多くにこんな背景があるんです。
・両親が不仲で、喧嘩が絶えなかった
・親が機嫌が悪いと、無視された
・親の機嫌を損ねると、激しく叱責された
・自分に嬉しいことがあった時に、
子供にとって、家庭は自分が生きる唯一の居場所ですよね。
その家庭を支えるべき親が不仲だったり、不機嫌だったり、
こういった環境で育つと、自分が一番直面したくない場面(
A子さんの両親も不仲で、喧嘩が絶えない家庭に育ちました。
そして、両親の喧嘩が始まる前の家族全員が黙り込み、
そして、自分が楽しい話をしたり、
「しょうがないなぁ、A子は」
と笑ってくれて、夫婦喧嘩を未然に防ぐことができた、
このため、職場などで人が静まり返っていたり、
■一番苦しいのは
A子さんのような周囲の空気に敏感な人が感じる生きづらさはどう
周囲の空気を和やかに保つことを何よりも優先するため、
といった部分になります。
自分の内心を抑え込んでしまうため、
・とても孤独
・とても寂しい
・報われない
・虚しい
・自分の中がからっぽ
といった感覚を抱いていることが多いんですね。
でも、自分の内心を隠して、「明るいA子さん」
これを一人で抱え込んで生きていくのは、
■あなたも苦しんでいませんか?
さて、これを読んでいるあなたも、A子さんのように場の和ませ役をやっていませんか?
これまで読んでいただくとわかる通り、A子さんのこの役割は、
大人になったA子さんには必要のない生き方なんですね。
でも、静かな空気や、険悪な空気に耐えられない!怖い!
そして、本当の自分を押し隠して、明るく振る舞ったり人を笑わせたりしてしまうんです。
もしかしたら、あなた自身にもそんな感覚はありませんか?
8月12日(月祝)のお茶会では、
私も参加します!ぜひ会いに来てくださいね!