こんにちは。心理セラピストのヤコーヒロコです。
東京・横浜でリトリーブサイコセラピー®という心理セラピーで、心のお悩み解決・自分の人生を生きるお手伝いをしています。
関東では梅雨はどこにいっちゃったの?という天気が続いています。
昨日などは高温注意報なども発令されましたね。
急激な暑さや梅雨の戻りでの寒さなどで体調を崩さないように気を付けたいですね。
かく言うわたしは、少し喉風邪を引いてしまいました。
ニュージーランドのマヌカハニーで乗り切りたいと思います!
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さて、先日、Twitterで興味深いツイートを見かけました。
「自己評価が低いひとのめんどくさい心模様」
自己評価が低いひとのめんどくさい心模様 pic.twitter.com/5s2zO0J9UK
— すぴかあやか(角田綾佳) (@spicagraph) 2018年5月9日
ボールを壁に投げてみたら跳ね返って来た。
ここでいう、ボールは「自分の力」を表し、→ 壁(仕事や課題など)が跳ね返ってくる=成果が出る といったイメージだと思うとわかりやすいと思います。
このツイートにあるように、そもそも、自己評価の低い人はボール(自分の力)が見えていなんですね。
だから、ボールが壁にあたって跳ね返ってくる=成果が出た時に、壁がすごいのかな?と思う。
他人に褒められると、まさかボールを投げた自分が褒められるわけがない、と思っているので、ボールがすごいと思ったりする。
あー!わかるー!!
わかりみがすぎるー!!
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えばこんなケース、よくありますよね。
仕事の成果を褒めると、
「たまたまタイミングがよかったので、ラッキーでした」
「同僚が助けてくれたので、私なんて何もしていないです」
と謙遜する。
お料理を褒めたのに、
「いいお肉を使ったから」
「野菜が新鮮だったから」
「ル・クルーゼのお鍋を使ったから」
など、自分の腕ではなく、素材や器具がよかったから、ということにする。
こういう人に対して
「いやいやいや!野菜とかル・クルーゼじゃなくて、あなたのことを褒めてるわけ!」
ってわざわざ言いなおす人ってなかなかいないんですね。
その後に繰り広げられる「いやいや、ル・クルーゼが」「いや、だからそうじゃなくて」という押し問答がめんどくさい。
そして、人を褒めるということは、その人に対して少なくとも、好意(恋愛という意味に限らず)や敬意を示しているということですので、それを突っぱねられたような気持ちになるんです。
せっかく褒めたのに、なんだか後味が悪い気持ちになるんですね。
それだけでなく、褒め言葉を受け取らないとこんな弊害があります。
人との距離が遠いまま近くならない
ただでさえ低い自己肯定感が育たず、自己否定ばかりが強まる
物事に取り組む気力が低下する
傷付くことに備えて感情が鈍くなる
そして、本人は自分で褒め言葉を突っぱねておきながら、「私なんて誰にも認められない」って思って落ち込むんです。
もしかしたら、ボールと壁の話のように、他人からの褒め言葉を完全にスルーしている可能性があります。
このように、人の褒め言葉を素直に受け取れない人は、
「褒められても鵜呑みにして喜んだら傷つく。
喜んではいけない」
と心の奥底に刻み込んでいる可能性が高い傾向にあります。
これにはこんな背景があります。
・同じことをしても、親の機嫌で褒められたり褒められなかったりした
・褒められて喜んだら「いい気になるな!」と怒られた
・できて褒められたことが別の機会にできないと、怒られたり無視されたりした
・過大な期待を掛けられて育った
つまり、「褒められたらヤバイ!」という危機感を持って生きているという状況なのです。
自分の価値を認められるようなことがあると、同時に「自分が潰される」という恐怖が襲ってくる状態なんですね。
この恐怖を持っていると、自分の能力を最大限に発揮することはおろか、何をやっても「できた!」という実感を持つことができません。
でも、人間って「成長したい」という本能を持っている生き物なんですね。
誰しも、できないことをできるようになりたかったり、何かを自分の力でやりたい、と思うものなんです。
その一方で、このような「できちゃったらヤバい」感を持っている人は、できないように、ダメでいるように自分を全力で足止めしている状態なので、自分の「成長したい」という本能を殺しているようなものなのです。
そうすると、
今は特に困っていないけど、この状態が一生続くと思ったら死にたくなる
なんで生きているのかわからない
死んでるみたいに生きている
という無気力、虚無的な気持ちを抱きやすくなります。
せっかく人として生まれたのだから、自分の能力をきちんと認め、できたことを評価しながら、自分の人生を精一杯生きてみたいと思いませんか?
それには、自分を全力で止めている「できちゃったらヤバい」という恐怖と向き合い、その恐怖を抱くようになった原因を解決していく必要があります。
謙遜し続けて身を守る毎日に疲れてしまった方に、心理セラピーがお力になれるかもしれません。
ぜひ会いに来てくださいね!
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