苦あれば楽あり、楽あれば・・・


こんにちは。
心理セラピストのヤコーヒロコです。
 
リトリーブサイコセラピー®で心のお悩み解決・自分の人生を歩くお手伝いをしています。
 
早いもので、年が明けて4日が経ちましたね。
今日から仕事始めという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
新しい年を気持ちよくスタートさせたいものですね。
 
さて、新年は幼少期からご縁のある、相模国総社である大磯の六所神社に初詣に行ってきました。
箱根駅伝が通る道の近くということで、1月2日3日は参拝者も多い神社です。
 
苦あれば楽あり、楽あれば・・・
 
そこで引いたおみくじがこちら
 
苦あれば楽あり、楽あれば・・・
 
なんと!大吉でした!
新年から大吉を引くと、縁起がいいな、なんて思いますね。
 
「色に溺れ酒に狂えば凶なり」」
 
とあるので、年明けからお酒は若干控えめにしています(笑)
 
さて、このおみくじの運勢について、諸説あるのはご存じの方も多いと思います。
寺社仏閣によって順番は異なるようですが、大体
 
大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶
 
といった種類がありますね。
 
この並びで考えれば、大吉が一番良くて、大凶が一番悪い、と誰もが思うのではないでしょうか。
 
この中で、「凶」「大凶」に対しては
 
「今年一年運勢最悪!絶望の一年!」
 
という捉え方をする方もいるかと思いますが、
 
「今がどん底なので、これから上がっていくことを示す、いいおみくじ」
 
という考え方もありますよね。
 
「大凶」に至っては、引く可能性がとても低く、珍しいため、「逆に幸運だ!」という捉え方もあるそうです。
 
これの裏返しで、「大吉」に対しては
 
「いい運勢だからと言って慢心するな」
 
「「今が一番いいのだから、あとは運気が下がる一方だ」
 
という考え方があるわけです。
 
新年に「大吉」を引いた身としては、水を差さないでよって思ってしまいますが、自分が「大吉」を引いた時にそう言われてしまうと、「そうかもしれない・・・」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
 
こういった日本人の考え方を表す言葉に
 
「楽あれば苦あり」
 
ということわざがあります。
 
これですね。
 
苦あれば楽あり、楽あれば・・・
(出典:みんなの知識 ちょっと便利帳)
 
「良いことばかりは続かない、人生は苦楽相伴うものだということ。 また、怠けた生活をしていれば後で必ず苦労することになるという戒め」です。(出典:故事ことわざ辞典)
 
昔の子供が文字を覚えるために使われていた「江戸いろはかるた」にも載っているくらいなので、このことわざが刷り込まれている日本人は多いのではないかな、と思います。
 
確かに、慢心して怠けて、努力や研鑽を怠ることを戒めることも時には必要です。
 
ただ、この戒めの度合いが強すぎる、「調子に乗るな!」「いい気になるな!」という考え方が強すぎる家庭に育つと、
 
楽しい時に「楽しい」と感じられない
 
楽しんでしまった後に、罪悪感を感じる
 
楽しい時に急に冷めてしまう
 
などの弊害が出てきます。
 
こういった家庭に流れる空気はいつも厳格で、いつも「きちんとしていなければならない」という張り詰めた緊張感に包まれています。
 
食事の時にふざけようものなら、とても厳しく叱られたり、食事をそこで終わらせられてしまったり。
テストでいい成績を取って嬉しい気持ちを表現したら、「調子に乗るんじゃない!」と怒られてしまったり。
 
楽しくしようとしたり、喜んだりすることが、罰を与えられることに結びついてしまう家庭もあるんですね。
 
そしていつしか、人生は苦しいものだと思うようになるのです。
 
幼少期にこういった環境で育った人は、身の回りに、楽しそうにしている人や、辛そうな面が見えない人、に対して楽して
 
「ヘラヘラしてんじゃねえ!」
 
という、瞬間的なイライラに囚われたり、その人を見ていると不安になったり、その人を攻撃したくなったり、楽しい気分に水を差したくなったりするのです。
 
わたし自身も、楽しむことができない性質でした。
 
そして幼いことから、何かいいことがあると「楽あれば苦あり」と言い聞かされてたので、いいことがあった後には、苦しいこと・辛いことが必ずやってくるんだ、と身構えていました。
 
なので、楽しいことをしている瞬間でも、それがあと数時間後には終わってしまうと思い、終わった後に何をしよう、どうしよう、と先のことを考えて、楽しい瞬間を満喫することができませんでした。
 
長らく大好きだったジャニーズのライブを見ている間すら、ふとした瞬間に帰りの手段を考えたり、終わった後の打ち上げのお店をどこにしようか考えていたのです。
 
そして、「楽しいー!」「かっこいいー!!」とその場を満喫している人たちを見て、説明のつかない苛立ちを感じていました。
 
今振り返ると、この「楽しい!!」という感覚に没頭してしまうと、何か大変なことが起こる(楽あれば苦あり)、と信じていて、それが骨身に浸透していたので、脊髄反射的に楽しい感覚を満喫しないようにし、楽しそうな人にイライラしていたんだな、と思います。
 
自分が楽しむことで、苦しみがやってくる、誰かが悲しい思いをする、という思い込みは日常の些細な幸せ、楽しみを味わうことを阻害します。
 
そういった小さな幸せを感じることを自分に禁じてしまうと、「楽しい!」と思うために、強い刺激が必要になってくるのです。
 
そうやって感じた「楽しい!」はあっという間に風化して、手のひらから砂のように零れ落ち、また無味乾燥な日常を淡々と過ごすことになるのです。
 
でも、大丈夫です!
 
そんな私でも、心の勉強を深めていき、心理セッションを受けて自分の中に安心感を育ててきた結果、今は心から
 
「楽しいー!!!」
 
と感じられるようになりました。
 
苦あれば楽あり、楽あれば・・・
 
去年は、特に「あー!楽しい!」と実感することがたくさんありました。
 
大きなイベントでもなく、大金を使わなくてもです。
 
・サスペンスドラマを見ながら趣味の刺繍をしている時
 
・仲間とハイキングしている時
 
・温泉やスーパー銭湯でぼーっとお湯につかっている時
 
・飲み仲間ととある飲み屋街で昼飲みしている時
 
・友人宅や自宅で家飲みをしている時
 
などなど。
ブランド品を買ったり、ジェットコースターに乗ったり、超高級料理を食べたりしなくとも、とっても楽しくて、とってもとっても幸せでした。
 
あなたも、自分と向き合い、自分を幸せにする!と決意することで、無いことにしていた楽しい気持ち、嬉しい気持ち、喜びを取り戻すことができますよ!
 
 
 

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